お知らせ

令和7年度 西北地区特別支援連携協議会研修会

 7月28日(月)つがる市生涯学習センターにて、令和7年度西北地区特別支援連携協議会研修会が行われました。今回はこども園や小学校、福祉関係者など様々な機関からご参加いただき、ありがとうございました。

 今回の研修会では、弘前大学教職大学院准教授の村元治氏をお招きし、「ありのままのよさを活かすインクルーシブな学びの場を考える」というテーマでご講義いただきました。

 青森県では、少子化が進み児童生徒数は減っているものの、特別支援教育を受ける児童生徒の割合が増加傾向にあります。通常学級におけるインクルーシブな学びの場を作るために、インクルーシブな集団づくりを行う学級経営や交流及び共同学習の進め方など具体例を交えながらお話いただきました。

講話の一部内容から

『その人の靴で歩く』

・周囲と違っても、その子なりの「できた」を認める幅をもつ教育観や信念が大切です。

・全員が受容された環境では、集団の寛容度も高くなります。まずは本人を受容し、話を聞いて受けとめていきましょう。

         

 ~参加者の感想~

「様々な事例を元にお話ししてくださり、はっとさせられる部分がたくさんありました。こどもの自尊心や自己肯定感を下げないように、学級全体をうまく巻き込みながら、支援が必要な子に適切な支援の手を差しのべられる術を身につけたいと思いました。」

「学級経営の三領域やABC分析、心の居場所となる学校作りの話がとても参考になった。改めて学級作りについて考え、価値の共有ができるようにしたい。教育相談や受容が大切であるため、日頃から意識していきたい。」

たくさんのご意見・感想ありがとうございました。

 

令和7年度 西北地区特別支援連携協議会研修会のご案内

 本連携協議会では、県の重点事業「令和7年度障がいのある子どものための総合支援事業」の一環として、「ありのままのよさを活かすインクルーシブな学びの場を考える」について、標記研修会を開催します。皆様の御参加をお待ちしております

 下記リンクをクリックし、案内文と申込用紙をダウンロードの上、メールもしくはFAXでお申し込みください。

   案内文はこちら→案内

   申込み用紙はこちら→申込書

1 日  時   令和7年7月28日(月) 13:30~16:00

2 会  場   つがる市生涯学習交流センター「松の館 交流ホール」 

         つがる市木造若緑52 (℡ 0173-49-1200)

3 対  象   西北地区特別支援連携協議会委員、西北地区の小・中・高等学校職員及び特別支援教育コーディネーター、

         西北地区福祉施設、県内特別支援学校職員

4 内  容   13:30~ 開会行事

         13:40~ 講話「ありのままのよさを活かすインクルーシブな学びの場を考える」

              (講師) 弘前大学教職大学院 准教授 村 元  治 氏

         15:30~ 質疑・応答

         15:50~ 閉会行事

 

研修会のお知らせ

 本連携協議会のメンバーである 青森県発達障がい者支援センター「わかば」(津軽地域)様から、研修会のご案内が届きました。

 国の「強度行動障害を有する者の地域支援体制に関する検討会」のメンバーでもある 井上 雅彦 氏を講師として、オンラインで「強度行動障がいのある児童生徒の支援」を演題として強度行動障がい支援者セミナーを開催するそうです。

 ぜひ多くの学校関係者様に参加していただきたいとのことでしたので、下記のチラシを参照して参加を申し込んでいただけると幸いです。

  

 

【地域支援部】西北地区特別支援連携協議会研修会 兼 県民向け公開講座

7月24日(水)、つがる市の「松の館交流ホール」をお借りして、西北地区特別支援連携協議会研修会 兼 県民向け公開講座を開催しました。

これまで、西北地区特別支援連携協議会研修会として行われてきましたが、今年度は県民の皆様にも公開し、参加者数は本校職員を除いても50人越えというここ数年では最高数となりました。小・中・高、そして保育園や幼稚園、施設関係者などたくさんの方に参加していただき、嬉しく思います。ありがとうございました。

 

今回は、①「子どもの「今」を捉える諸検査のガイダンス」というテーマで、本校職員であり、臨床発達心理士の資格をもつ、飯田が講師を行った後、②「アセスメントに基づいた指導・支援の実際」というテーマで、弘前大学教育学部附属学校園特別支援教室の白石公揮氏に講師をつとめていただきました。

 

飯田からは、2000年以降から学習や授業の工夫だけではきちんと学習に向かってくれない子どもたちが出てきて、落ち着きのなさや感情の不安定さの問題があること、学校に「愛着」障害の視点を持ち込む必要があるのではないかということを、分かりやすい書籍の紹介を交えながら話していただきました。

また、同じIQであっても検査結果を細かく読み解くと、子どもによって得意とする分野や苦手とする分野が異なることから、検査はあくまで手段であり、検査結果だけでその子を決めつけないこと、その子の困り感を知って、その子らしさを認めた上で、上がれる分だけのステップを用意すること、人の意欲の根っこには「愛情」が欠かせないことなどを話されていました。

 

白石先生からは、心理検査をめぐる動向(医学モデル、社会モデル、多重知能理論など)やアセスメントについての他、実際の事例を基にWISCーⅣの解釈の仕方やアセスメントに基づいた指導について、具体的に話していただきました。

数多くの実践をされている白石先生だからこそ、検査結果に基づいた「原因」の考察と具体的な「対応」に説得力があり、研修会終了後は、多くの人から「具体的でとても参考になった」という感想があがりました。

また、毎日子どもと関わっている担任の先生方は質的情報の宝庫であること、「個別最適な学び」のベースにある「認知特性」をしっかりと把握した上で、幅広い授業のあり方を検討していかなければならないことを話されていました。

 

猛暑の中、お集まりいただき、ありがとうございました。

 

  

令和6年度 西北地区特別支援連携協議会研修会 兼 県民向け公開講座の御案内

 本連携協議会では、県の重点事業「チームで支える特別支援教育校内支援体制充実事業」の一環として、「子どもの「今」を捉える諸検査のガイダンスとアセスメントに基づいた指導・支援の実際」について、標記研修会を開催します。皆様の御参加をお待ちしております※県内在住のどなたでも参加できます。下記リンクをクリックし、案内文と申込用紙をダウンロードの上、メールもしくはFAXでお申し込みください。

 

案内文はこちら⇒R6西北地区特別支援連携協議会研修会ご案内.docx

 

1 日  時   令和6年7月24日(水) 13:30~16:20

2 場  所   つがる市生涯学習交流センター「松の館 交流ホール」 

3 対  象   受講を希望する県民の皆様

4 内  容   13:30~ 開会行事

         13:40~ 研修会①「子どもの「今」を捉える諸検査のガイダンス」

               講師 森田養護学校 教諭 飯 田 かおり

                                 14:20~   研修会②「アセスメントに基づいた指導・支援の実際」

                                                 講師 弘前大学教育学部附属学校園 学習支援室 白 石 公 揮 氏

 

○臨床発達心理士の資格を持つ森田養護学校の先生が、お子さんの「今」の姿を捉えやすくする様々な心理アセスメントについて、簡単に分かりやすく皆様にお伝えします。

○中学校の通級指導教室で、発達障害のあるお子さんを長年指導してきた先生が、心理アセスメントに基づいた実際の指導・支援の仕方について講義します。

○「文字を書くことに苦手さがある」「よく友達とトラブルになる」などなど、日頃関わっているお子さんが示す困り感に、どのような指導・支援をしていけばよいか、きっとヒントを持ち帰ることができる研修内容となっております。

○講義の後には、付箋紙に書かれた質問に2人の先生が答える質疑応答の時間も設定しております。

◎ぜひ本研修会にご参加ください!!!