【コミュニティ・スクールのご紹介】

令和3年4月


 本校は平成30年度より、学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)のモデル校とし指定を受け、「地域とともにある学校づくり」をテーマに、協議会委員の皆様のご意見を学校運営に反映させ、教育活動の再構築を行ってまいりました。

モデル校となった初年度より、鰺ヶ沢町(本校所在の市と隣接)と合同で、災害時に本校が特別な配慮を要する方を受け入れる福祉避難所の役割を担う想定で開催してきた合同防災訓練はまさに地域に貢献する取組であり、令和2年7月10日に、鰺ヶ沢町役場において「災害時応援協定」を締結しました。また、継続して取り組んでいる近隣の保育園や学校並びに在籍児童生徒の居住地校との交流及び共同学習の積極的な推進、近隣リゾート施設つがる地球村の清掃活動、高齢者世帯の雪かきボランティア活動は、ゆっくりと確実に児童生徒の成長につながっています。

これら3年間にわたり積み重ねてきた活動が評価され、昨年度、令和2年度「地域学校協働活動」に係る文部科学大臣表彰を受賞することができました。今後も、児童生徒を活動の中心に据え、学校と地域が互いに必要不可欠な存在となり、協働で学校運営に取り組んでまいります。



コミュニティ・スクールだより
森養ひまわり応援隊通信

トピックス

2024年10月11日(金) 令和6年度3校合同学校運営協議会(令和6年度森田養護学校第3回学校運営協議会)

 去る10月11日、本校体育館で令和6年度3校合同学校運営協議会(第3回森田養護学校学校運営協議会)が開催されました。3校合同で開催されるのは昨年度に引き続き3回目です。

 森田小学校から4名(古川孝 委員、佐藤幸徳 委員、浅利忠 校長、佐藤昌輝 教頭)、森田中学校から4名(奈良俊行 委員、山本貴仁 委員、竹内明人 校長、工藤康 教頭)、森田養護学校から15名(天海丈久 委員、伊藤栄治 委員、角田周 委員、野呂公 委員、今幸子 委員、三上瑞枝 委員、工藤道子 委員、菊地圭子 校長、船水直樹 教頭、山口幸子 教務部主任、栩内伸子 進路指導部主任、下山永子 小学部主任、黒沼修 中学部主任、赤平恵理子 高等部主任)、そして3校それぞれの会長 鶴賀善宏 会長、県生涯学習課の工藤健夫 主任社会教育主事、成田邦彦 指導主事、総勢26名が一堂に会しました。

   

 菊地校長の挨拶では、昭和55年度から長い間開催されていた「ふれあいの広場」についてのお話がありました。45年も前から森田小学校・森田中学校・森田養護学校・森田地区住民がつながっていたという森田地区の歴史に触れ、今回の熟議のテーマ「森田地区グランドデザイン~地域で育てたい児童生徒の姿、そのためにできること~」のヒントになったように思います。

 

 前半は「お互いの学校を知りましょう」というテーマで、最初に授業参観と施設見学をし、本校児童生徒たちの授業を見ていただきました。次に各学校の教頭が各校の特徴のある取組を紹介しました。昨年度の3校合同学校運営協議会を受けて「3校合同つがる地球村清掃活動」、本校・森田小学校・社会福祉協議会森田支所の「地域協働菜園活動」など、今年度実施した新たな交流も紹介されました。また森田小学校と森田中学校の「小中一貫教育」で展開されている教育活動の多さに驚きましたし、その中にも3校で一緒にできる事もあるのではないかと感じました。

     

 後半はグループに分かれて「森田地区グランドデザイン~地域で育てたい児童生徒の姿、そのためにできること~」というテーマで意見を出し合いました。付箋を用いてアイディアや情報を整理しながら話し合うKJ法を用いました。青い付箋には「どんな子どもに育ってほしいか」、黄色の付箋には「実現するためには何をしたらよいか」、ピンクの付箋には「そのために学校と地域が一緒にできるのは何か」を書き出して、模造紙に分類しながらまとめました。最後には各グループの意見やアイディアを発表し合いました。

 4グループで共通していたのは、「思いやりのある愛される子ども」「地域を愛する子ども」でした。「3校合同で地域の行事(馬市まつりのパレード)に参加しよう」「あいさつ運動」「学校の情報発信」「学校側と地域側の情報共有」「交流を発展・継続させる」など多くの意見が出ました。

 今回の熟議が来年度の交流につながるよう、それぞれの学校でどのように話し合いがもたれ、教育課程にどのように位置づけられるのか、どのように進めていけば具体的な形にできるのか、先生方・管理職・学校運営協議会委員がそれぞれの立場で協力し合いながら進めていきたいと思います。

    

  

  

 熟議の後、各校の学校運営協議会委員から感想や講評をいただきました。

 森田小学校の佐藤委員と森田中学校の奈良委員は、初めて森田養護学校に入り、子どもたちの様子を見学し、森田養護学校を知ることができたとお話ししていました。地域の方々にもっと積極的に情報発信をする必要があると改めて感じました。

 森田養護学校の天海委員からは、地域の方々の力はこれから絶対に必要になっていくので、地域の方々や学校間の交流を途切れさせないで続けていくことが大切だというお話がありました。

 3校の会長をしている鶴賀会長からは、児童生徒だけでなく3校の委員同士の交流や勉強が必要、3校合同学校運営協議会が昨年度より充実した会になったと感想をいただきました。

 生涯学習課の工藤主任社会教育主事からは、地域のお祭りや防災に参加するという意見は、どちらも親和性が高いテーマ、幸せに育っていく森田の子どもたちがうらやましいという感想をいただきました。

 最後に本校校長から今日の熟議でいただいた提言やアイディアを、次年度につなげたいという力強い挨拶がありました。一つ一つ対話を重ねながら森田地区みんなで3校の子どもたちを見守っていきましょう!

2024年7月18日(木)令和6年度第2回学校運営協議会

 去る7月18日、本校会議室で令和6年度第2回学校運営協議会が開催されました。

 菊地校長の挨拶のあと、角田委員へ辞令が交付されました。

 今回は前半は山口教務主任の先導で授業参観と施設見学をしました。40分ほどかけて、高等部・中学部・小学部の順に教室を回り、いろいろな授業を参観しました。

 高等部ではパソコン室で情報の授業をしていましたが、部屋がとても狭く気の毒に思いました。暑中見舞いや絵葉書を書いてポストに入れる練習をしているクラスもありました。

 中学部は「ワークトレーニング」「ポリエチレン加工」「紙すき」「家庭」の4つの班に分かれて縦割りグループで行う作業学習の授業でした。それぞれの子どもたちに役割があり、互いに思いやり協力し合って作業を進めていたのが印象的でした。

 小学部の自立活動では委員も飛び入り参加して数を数え、音楽の授業では「青の煌めきダンス」を元気いっぱいに踊っていました。委員も思わずリズムに乗って体を動かしていました。

 児童生徒の生き生きとした表情やのびのびとした様子に委員一同感動しましたし、先生方の工夫や努力がいたるところで感じられました。また廊下にはたくさんの子どもたちの作品が飾ってあり、素敵な作品ばかりでもっと見ていたいほどでした。

 

      

 

 後半は会議室にもどり議事を行いました。「事業中間報告」では昨年度の三校合同熟議を反映させた「高等部の三校合同清掃」「小学部の地域協働菜園」や、職員全体熟議を反映させた「青の煌めきダンス」などの報告がありました。

 次に「スクール・ポリシー、スクール・ミッション、グランドデザイン」について説明が船水教頭からありました。どんな子どもを育てていくのか、学校経営構想図を共有しました。

 「学校評価内容」については、昨年度のアンケート内容をわかりやすく一部変更しました。

 最後に10月11日に開かれる「第3回学校運営協議会(三校熟議)」のテーマについて意見を出し合いました。三校それぞれのグランドデザインと活動を紹介し合ってお互いの学校を知り、地域の中で三校がどんな子どもたちを育てていくのかを話し合うために準備をしていくことになりました。委員としてどんなことができるか、もっと森田養護学校を知ってもらうために動こうなど、いろいろな意見や感想がでました。

 

      

2024年5月30日(木) 令和6年度第1回学校運営協議会

 今年度はコミュニティ・スクールのモデル校に指定されて7年目になります。去る5月30日(木)に本校会議室で令和6年度第1回学校運営協議会が開催されました。

 菊地校長の挨拶のあと学校運営協議会委員へ辞令が交付されました。

 昨年度と同様、会長は鶴賀善宏さん、副会長は天海丈久さんにお願いすることとなり、令和6年度の学校運営協議会がスタートしました。

  

 

 次に、生涯学習課の工藤健夫主任社会教育主事に「学校運営協議会と地域学校協働活動の一体的推進概要」と題してお話ししていただきました。これまでコミュニティ・スクールは学校教育課所管でしたが、今年度から生涯学習課所管となりました。「学校のために校外の方が動いているものはすべて、地域学校協働活動」だというお話を聞き、地域学校協働活動が身近に感じられました。

 学校運営協議会で協議・方向づけ・役割分担をし、委員の協議を受けて、委員や森養ひまわり応援隊などのボランティアが実践するという「一体的推進」のイメージがはっきりできたように思います。

   

 今年度第1回目ということで、菊地校長から学校経営方針、船水教頭から事業活動計画、山口教務主任から学校概要、栩内進路指導主事から卒業生の進路先、森養ひまわり応援隊三上代表から森養ひまわり応援隊活動計画についてそれぞれ説明があり、学校経営方針が承認されました。

 次回の学校運営協議会は7月18日(木)に開催されます。

   

   

   

活動がスタートしました!

 2024年4月19日(金)、結成5年目になった森養ひまわり応援隊の令和6年度の活動がスタートしました。

 午前中は「図書貸出支援」。森田養護学校には図書室がありません。そのため、つがる市立図書館に団体登録をして、毎月1回、子どもたちがリクエストした本やメンバーが選んだ本を、つがる市立図書館から借りて森田養護学校に届ける活動をしています。

 この日は中学部と高等部のリクエストが48冊、メンバー6人で小学部用の絵本を中心に52冊選び、合わせて100冊を届けました。

 今回は保護者4名、旧職員1名と、伊藤PTA会長さんも参加してくださいました。

    

    

 

 図書貸出支援の後、12時から14時まで、大館地区コミュニティ消防センターで「令和6年度総会・交流会」を開きました。菊地校長・伊藤PTA会長・鶴賀学校運営協議会会長・福士後援会会長も駆けつけてくださいました。

 現在メンバーは30名。構成は保護者・保護者OB・地域住民・事業所・旧職員です。図書貸出支援・環境整備・行事や授業のお手伝い・おもちゃの消毒など、年間40回の活動を計画しています。

 総会後はお弁当を食べながら、和気あいあいとした雰囲気で自己紹介や意見交換をしました。鶴賀会長さんのリードで3種類のゲームを楽しみました。笑顔いっぱいの楽しい時間になりました。

 

   

 

 

第2回学校運営協議会を開催しました

 皆様こんにちは。6月29日(木)に第2回学校運営協議会が本校会場で開催されました。今回は委員の皆様に各学部(小、中、高)の授業を見ていただいたほか、スクールポリシー策定のための調査票や学校評価の内容についてご検討いただきました。昨年度からの審議事項についても改めてご意見をいただいたりと、今回も大変実りある協議会となりました。 
    

 「毎年新しい活動を取り入れる本校のコミュニティ・スクールとしての活動を楽しみにしている」とのお言葉もいただきました。地域の方々との連携をさらに強め、子どもたちの地域に根ざした未来を切り開いていきたい、との思いを再確認する機会となりました。次回は10月に予定しております。本校のコミュニティ・スクールとしての活動にご興味のある方は、いつでも本校へお気軽にお問い合わせください。

第1回学校運営協議会開催!

ご報告が遅くなりました。

 さる5月30日(火)、森田養護学校の第1回学校運営協議会を開催しました。今年度は、「森養ひまわり応援隊」代表の三上さんらを含む、3名の新規委員を迎え、鶴賀新会長のもと、学校経営方針や今年度の交流等事業計画について審議・承認をいただきました。また、青森県教育委員会(2名出席)からコミュニティ・スクール(学校運営協議会をもつ学校)についての概要説明などもあり、おかげさまで非常に充実した内容の協議会となりました。
                        
学校運営協議会は地域の皆様が本校の教育活動に参画し、「開かれた学校」「地域とともにある学校」を目指していくことを目的の1つとしています。保護者の皆様にも、今後本校の活動について随時お知らせしてまいります。保護者の皆様からのご質問、ご意見もお待ちしております。いつでも学校まで気軽にご連絡ください。