2024年10月11日(金) 令和6年度3校合同学校運営協議会(令和6年度森田養護学校第3回学校運営協議会)

 去る10月11日、本校体育館で令和6年度3校合同学校運営協議会(第3回森田養護学校学校運営協議会)が開催されました。3校合同で開催されるのは昨年度に引き続き3回目です。

 森田小学校から4名(古川孝 委員、佐藤幸徳 委員、浅利忠 校長、佐藤昌輝 教頭)、森田中学校から4名(奈良俊行 委員、山本貴仁 委員、竹内明人 校長、工藤康 教頭)、森田養護学校から15名(天海丈久 委員、伊藤栄治 委員、角田周 委員、野呂公 委員、今幸子 委員、三上瑞枝 委員、工藤道子 委員、菊地圭子 校長、船水直樹 教頭、山口幸子 教務部主任、栩内伸子 進路指導部主任、下山永子 小学部主任、黒沼修 中学部主任、赤平恵理子 高等部主任)、そして3校それぞれの会長 鶴賀善宏 会長、県生涯学習課の工藤健夫 主任社会教育主事、成田邦彦 指導主事、総勢26名が一堂に会しました。

   

 菊地校長の挨拶では、昭和55年度から長い間開催されていた「ふれあいの広場」についてのお話がありました。45年も前から森田小学校・森田中学校・森田養護学校・森田地区住民がつながっていたという森田地区の歴史に触れ、今回の熟議のテーマ「森田地区グランドデザイン~地域で育てたい児童生徒の姿、そのためにできること~」のヒントになったように思います。

 

 前半は「お互いの学校を知りましょう」というテーマで、最初に授業参観と施設見学をし、本校児童生徒たちの授業を見ていただきました。次に各学校の教頭が各校の特徴のある取組を紹介しました。昨年度の3校合同学校運営協議会を受けて「3校合同つがる地球村清掃活動」、本校・森田小学校・社会福祉協議会森田支所の「地域協働菜園活動」など、今年度実施した新たな交流も紹介されました。また森田小学校と森田中学校の「小中一貫教育」で展開されている教育活動の多さに驚きましたし、その中にも3校で一緒にできる事もあるのではないかと感じました。

     

 後半はグループに分かれて「森田地区グランドデザイン~地域で育てたい児童生徒の姿、そのためにできること~」というテーマで意見を出し合いました。付箋を用いてアイディアや情報を整理しながら話し合うKJ法を用いました。青い付箋には「どんな子どもに育ってほしいか」、黄色の付箋には「実現するためには何をしたらよいか」、ピンクの付箋には「そのために学校と地域が一緒にできるのは何か」を書き出して、模造紙に分類しながらまとめました。最後には各グループの意見やアイディアを発表し合いました。

 4グループで共通していたのは、「思いやりのある愛される子ども」「地域を愛する子ども」でした。「3校合同で地域の行事(馬市まつりのパレード)に参加しよう」「あいさつ運動」「学校の情報発信」「学校側と地域側の情報共有」「交流を発展・継続させる」など多くの意見が出ました。

 今回の熟議が来年度の交流につながるよう、それぞれの学校でどのように話し合いがもたれ、教育課程にどのように位置づけられるのか、どのように進めていけば具体的な形にできるのか、先生方・管理職・学校運営協議会委員がそれぞれの立場で協力し合いながら進めていきたいと思います。

    

  

  

 熟議の後、各校の学校運営協議会委員から感想や講評をいただきました。

 森田小学校の佐藤委員と森田中学校の奈良委員は、初めて森田養護学校に入り、子どもたちの様子を見学し、森田養護学校を知ることができたとお話ししていました。地域の方々にもっと積極的に情報発信をする必要があると改めて感じました。

 森田養護学校の天海委員からは、地域の方々の力はこれから絶対に必要になっていくので、地域の方々や学校間の交流を途切れさせないで続けていくことが大切だというお話がありました。

 3校の会長をしている鶴賀会長からは、児童生徒だけでなく3校の委員同士の交流や勉強が必要、3校合同学校運営協議会が昨年度より充実した会になったと感想をいただきました。

 生涯学習課の工藤主任社会教育主事からは、地域のお祭りや防災に参加するという意見は、どちらも親和性が高いテーマ、幸せに育っていく森田の子どもたちがうらやましいという感想をいただきました。

 最後に本校校長から今日の熟議でいただいた提言やアイディアを、次年度につなげたいという力強い挨拶がありました。一つ一つ対話を重ねながら森田地区みんなで3校の子どもたちを見守っていきましょう!